今回は私がうつ病になって良かったことについてお話ししたいと思います。
私はうつ病と診断されて仕事を休職することになり、主に自宅で安静・療養することとなりました。
これまで働きづめの生活をしていたので、いざ休職となっても落ち着きませんでした。
「周りの人たちは一生懸命働いているのに自分は何しているんだろう」と思ってしまい上手く休むことができませんでした。
また当初は抗うつ薬の薬も合わず、頭痛や倦怠感がひどくほとんど一日中家で横になっている事が多く、外出する気にもなりませんでした。
しかし次第に薬も合うようになってくると、再び「何かしなければ」と思うようになりました。
妻にその事を告げると‥‥
「運動がてら犬の散歩に行ってみれば?」
と言われ、朝と晩に愛犬の散歩を行くことにしました。
これまで犬の散歩は息子が行っていて、私自身久々に愛犬を散歩に連れて行くことになりました。
今考えると、うつ病になる前は自分自身余裕がなく、家族や愛犬とのコミュニケーションも厳かになっていたと実感しました。
また、普段ランニングで走ってはいましたが、「歩く」という行為はほとんどしていなかったので、同じ道を辿るのでもある意味新鮮な気持ちで行うことができました。
また、改めて愛犬の可愛さを実感することができました(笑)
世話をしていくとより愛らしくなり愛犬が「どう考えているのだろう」、「何がしたいんだろう」と考えられるようになりました。
改めて今までは、「自分のことばかり考えていたな」と実感しました。
家族とのコミュニケーションも取ることができ、家庭全体として見ると「うつ病」になったということ自体は今後の人生で悪いことではなかったと思います。
私は今年で40歳になるので、人生あと半分と考えると、このうつ病という病気は自分を振り返る上で非常に重要な経験であったと思います。
何事も「程々に」、「やり過ぎない」で楽しく継続していくことが大事ということが、私が病気を経て獲得した教訓です。
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